ヒンメリは北欧フィンランドの伝統装飾です。

ヒンメリという言葉は「天」をあらわします。ライ麦などの穀物の藁には精霊が宿ると信じられ、田園地帯の収穫祭で翌年の五穀豊穣を祈ってヒンメリを制作し、キッチンに飾ったことがはじまりと言われております。

立体の幾何学模様が印象的なヒンメリですが、基本形の八面体は12本の麦わらを一本の糸に通して結ぶを繰り返すと平面から立体になります。最初から立体ではないのです。

同じ長さで作れば正八面体。長さを変えれば、大きいものやダイヤの形のものなど基本形ができると色々なモチーフができるようになるところが特徴です。影が星形になるところも人々の心をくすぐるところです。

お家の中で流れる風をヒンメリで見て、影も一緒に楽しむ。ヒンメリは暮らしを楽しむお供だと思います。